旅の扉

  • 【連載コラム】オススメ情報を編集部がピックアップ!
  • 2012年9月16日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

クアロアの大自然の中で感動のルアウショーを体験

zoom
クアロアランチ・ハワイは、オアフ島東側のカネオヘ地区に位置し、ワイキキから車で約50分の距離にある。乗馬、バギー、カヌー、シュノーケリングなど、10種類以上のスポーツやアクティビティを子供から大人までハワイの大自然の中で楽しめる。そしてここクアロアランチ・ハワイで初となるルアウショーが始まり、地元の新聞にも大きく取り上げられ話題となっている。
zoom
クアロアランチ・ハワイの特徴は、単にアクティビティを楽しむだけでなく、クアロアの大自然やこの地域にまつわるハワイアンの神話や伝説、そしてカメハメハ王朝時代から続く歴史的な背景がある。そこで、クアロアランチ・ハワイが旅行者を魅了する理由を探ってみた。
zoom
大自然の造形美に圧倒される

東京ドーム450個分(約500万坪)の広さを持つ広大なクアロアランチ・ハワイの敷地をコオラウ山脈が縦断し、緑豊かな山々と渓谷を形成しており、海側にはプライベートビーチを有している。その個性豊かな渓谷の形状から、「ジュラシックパーク」、「ゴジラ」、「パールハーバー」など、数々のハリウッド映画や米国テレビドラマの撮影舞台となっている。その敷地内の撮影場所を巡る映画村バスツアーもあるほどだ。
zoom
クアロアランチ・ハワイの歴史

クアロア牧場の歴史は1850年に始まる。当時カメハメハ三世の相談役だったゲリット・P・ジャッド(クアロア初代オーナー)は622エーカーという広大な土地を1,300ドルで譲り受けた。数年後には彼の息子がハキプウとカアアバの峡谷、漁業権、そしてモコリイ島を購入する。息子は娘婿のS・G・ワイルダーと共同でサトウキビの栽培をはじめ、溶岩とサンゴと砂からモルタルをつくり、オアフ島初の精製工場を作った。サトウキビ産業全盛の頃は良かったが、数々の不幸が重なり、1871年にサトウキビ工場は幕を閉じた。1900年代に入り牧畜を始めて「クアロア牧場」が誕生したが、第二次世界大戦中には米国軍の所轄となり、沿岸防御用の基地が作られたりした。1970年代に入り、現在のクアロアランチ・ハワイのアクティビティを中心としたビジネスを開始する。現在のオーナーは6代目にあたり、クアロアの歴史は160年以上前から続いている。
zoom
数々の神話や伝説

元来カメハメハ王朝直轄の土地であったクアロアは、オアフ島で最も神聖な場所のひとつと云われている。クアロアはハワイ語で「長い背中」を意味し、ハワイの神話では、火の神ペレの妹のヒイアカがモオ(ドラゴン)と戦って、戦いに敗れたドラゴンがクアロアにそびえる山になったと云われている。当時、クアロアには酋長の一族だけが入ることを許され、強い霊力が宿るとされる酋長一族の遺骨が今も山の中に埋められていると云われている。さらにモコリイ(チャイナマンズハット)、ホロアペエ、メネフネなどの神話や伝説がクアロアにある。またクアロア山の麓には天国と地獄の分かれ目があり、その自然から生まれた数々の神話やマナ(霊的な空間)が宿るとされ、今でも敬意を持ってハワイの地元の人々に親しまれている。
zoom
こうして振り返ってみると、クアロアランチ・ハワイで始まったルアウショー「The Legends of Kualoa」は必然的なことであろう。素晴らしいルアウショーを行っている場所はハワイに幾つもあるが、ポリネシアの要素を取り入れた演出をしている場合が多い。クアロアランチ・ハワイのルアウショーは100%ハワイアンのため、サモアのファイヤーナイフ、ニュージーランドマオリ族のハカ、タヒチのタヒチアンダンスはない。ハワイアン・チャント(祈り)、イプ(ひょうたん型の打楽器)のリズムに合わせたメレ(詠唱)、カヒコ(古典的なフラ)によって、キャプテンクックがハワイを発見する以前のハワイ、そしてクアロアにまつわる伝説を盛り込んだストーリーが展開される。神聖な場所でのルアウを是非見てみたい。まもなく、このルアウショーを含めた「Kualoa Afternoon Experience」パッケージの詳細も明らかになる。

The Legends of Kualoa
開演日: 火・木・日曜日
開演時間: 午後5時30分から
料金(1名): 大人/49米ドル、3歳〜12歳/39米ドル(ブッフェディナー込み)

クアロアランチ・ハワイ
URL: http://www.kualoa.jp/
Editor:リスヴェル編集部
リスヴェル編集部では、各国観光局や旅行関連企業のニュースリリースやプレスルームからの情報を中心に、旅先で見つけたちょっとした面白いモノ、意外と知らないホテルの中の興味深い事、ビジネスで特定の国に行く人の話など、ちょっと変わった切り口で情報を提供して参ります。
risvel facebook