都心から電車や車で約40分、東京都内でありながら自然あふれる昭島に、歩行者道路としては日本最長(414m)のいちょうの並木通りがあります。駅前の商業施設からテニスコートやスイミングプール、森に囲まれたホテルへと続くこの道は、いつも地元の子供たちや学生さん、買い物帰りの地元の皆さんが行き来する、のどかで美しいストリートです。
この自然に囲まれた憩いの場所で、11月25日からライトアップイベント「モリパーク いちょう並木ライトアップ」が始まりました。毎日午後5時から9時まで行われているライトアップは、「自然の木々の色を尊重し、ありのままの美しさも表現したい」という主催者のこだわりで色や角度を調整したそうで、いちょうの葉が黄色く紅葉している12月上旬には、木々に残る葉と足元の落ち葉の双方に光があたり、黄金色に輝いています。
自然色に近い黄金カラーをベースに、1時間に一度、カラフルなライティングに変わります。ピンクや紫色に変わるライティングに、子供たちの歓声があがります。
12月23日から25日までは、クリスマスの特別バージョンが予定されており、お正月には赤や緑、青も入った、さらにカラフルな演出が予定されているそうです。
基本は自然色にこだわりますが、イベントの際は季節感を取り入れたカラーリングを取り入れで、楽しい気分を盛り上げる華やかな演出を心がけているそう。
この日はホリデーシーズンを前に、特別バージョンのテストと調整が行われており、美しい光のショーが始まると学校帰りの学生さんや地元のみなさんが足を止めて見入っている様子が印象的でした。ベースとなる黄金色の景色もきれいですが、色とりどりのライトアップはやはり華やかさがあります。これがテーマパークや都心の繁華街などではなく、のどかで癒しの雰囲気あふれるベッドタウンで繰り広げられている光景がとても印象的です。一般道なので、入場料などもありません。
いちょう並木は昼間に散歩してもとても素敵です。ローカルや近隣ホテルの宿泊者、スポーツ施設の利用者に愛される並木道の、昼間の姿とライトアップを両方味わうために、昭島まですこし足を延ばすのも良さそうです。
駅前には地元のビールや多摩地域で生産された野菜を味わうことができるカフェ「MORIPARK Cafe LOCAL TAVERN(モリパークカフェ ローカルタバーン)」もあり、地下70メートルからくみ上げられる深層地下水「昭島の水」を使ったスパークリングウォーターが無料で提供されます。その土地のものを味わうことができるのは、遠出したときの楽しみです。サラダもピザもビールも、とても美味しくいただきました。
ライトアップを見にいらした際はぜひ。
モリパーク いちょう並木ライトアップ
期間:落葉期を除く通年
時間:17:00~21:00
演出:葉の本来の色を生かした自然なライトアップを基本に、一時間に一度、色が変わるプロジェクションを行うほか、クリスマスなど季節的な演出も予定。
https://www.moripark.com/event/3523/
MORIPARKCafe LOCAL TAVERN
モリパークカフェ ローカルタバーン
営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー21:30)
ランチライム(11:00~14:30)
ティータイム(14:30~17:00)
ディナータイム(17:00~22:00)
https://www.moripark.com/moriparkcafe/