旅の扉

  • 【連載コラム】旅行が大好きやか!
  • 2018年10月26日更新
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生

高知の魅力を探るぜよ!~龍河洞~

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高知ゼミ2日目。自由行動ということで各自自由に高知県をまわりました。私は、キャロル、セイナ、ハーマイオニーとともに行動することにしていました。他のゼミ生たちは、あらかじめどこをまわるか決めていたようですが、私たち4人はなんと当日の朝になってもどこへ行くか決まっていませんでした。

いくつか行きたいところはありましたが、運転免許所持者がいないので、電車を使うしかなく、行動範囲が限られていました。私たちが朝食を食べにレストランへ向かう頃にはすでにほとんどの他のゼミ生は出発していました。それからのんびり食事を終え、どこへ行くか話始めようとロビーへ行ってみると、たまたま“龍河洞”のパンフレットが目に入りました。どうやらバスと電車を乗り継いで1時間ほどで行けるという。“とりあえず”行ってみようということでゆっくりとホテルを後にしました。

私たちが止まっていた高知パレスホテルは最寄り駅が「高知駅」で、龍河洞まではまずJR土讃線で5駅目の「後免駅」降車後、とさでん交通バスで36駅目の「土佐土居」で降り、そこから20分弱歩いたところにあります。後免駅まで到着し、バスに乗り換えようとした時、あることに気が付きました。なんと次のバスが来るまで1時間もある!!まさかこんなにも待つとは思わなかったし、この時期は夏、この日も例外なくとんでもない暑さで、周りには時間を潰すような店も涼めるような場所も椅子もなく…。しかし、発見!この駅がフォトスポットだということを。名前が「ごめん」ということで私たちは、撮影会を楽しみました。その後、バス停へ向かってみるとスーパーがあり、そこでも時間が過ぎるのを待ち、どうにか4人生きてバスに乗ることができました(ホッ)。その後1時間半という時間を経て土佐土居に到着しました。

観光客向けのお土産屋さんが立ち並ぶ商店街、ノスタルジー薫る道を通り、ついに目的地の龍河洞のある麓に到着。
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そこからは長めのエスカレーターに乗車して入口へ向かいました。隣に長い長い階段もありましたが、この猛暑の中階段を使う強者は見当たりませんでした。

すでに午後12時30分。
ここから少し龍河洞の基礎知識について説明します。龍河洞は日本三大鍾乳洞の1つで、1934年に日本政府によって国の天然記念物及び国の史跡に指定されました。鍾乳洞の総延長約4キロメートルのうち、約1キロメートルが今回私たちの向かう通常ルートになっています。もう1つ、冒険コースというものがあり、ヘルメットとヘッドライトを装着し真っ暗闇の中、低いところを這って進んだり、はしごを登ったりするコースとなっていて、後に口コミを見るとなかなか高評価を集めていました。

話を戻して、私たち4人は入場料1,100円を払いいざ洞窟へ!まず一言、「涼しい」。さき程38度という夏の本気を思い知らされていた私たちはあまりの涼しさにビックリ。受付の人曰く15度程度だそうです。
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洞窟の中はかなり暗く異空間にいるような錯覚を起こしそうでした。写真のように想像以上に道が狭く、階段での上り下り、突き出た鍾乳石をくぐったりよけたりしなければなりませんでした。
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ここまでアクティブさが要求されるとは思ってもいなく…。閉所恐怖症の私としては、呼吸が止まりそうな恐怖感もありましたが、高知へ来て、平凡な日常とは違う良い刺激になりました。

しばらく道なりに進むと次々と名前の付けられた鍾乳石が現れてきました。自然の力と時間が創りあげた芸術作品で、私たちは美術館の中を巡っているような気分でした。特に印象的だったのが次の写真です。
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玉簾の滝」と名付けられた高さ6メートルの芸術。説明書きに鍾乳石は1センチ伸びるのに100年要すると書いてあったことから計算すると、なんと6万年!!!!!
6万年もの間この世界を見守ってきたとは、なんとも趣深い。そして、私のお気に入りの鍾乳石はこちら。
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マリア様お釈迦様と名付けられた鍾乳石です。結構形も似ていると思いませんか。芸術というのは宗教さえも越えられる!他にもたくさん魅力的な自然が創り出す作品があり、綺麗にライトアップされた魅力的な鍾乳石もあり、もっと語りたいのですが、是非訪れていただきたいと思います。

龍河洞を後にした私たちは、10分程階段をひたすら下り、来た道を戻りました。途中にあった博物館と珍鳥センターを見て、市内の方に戻ろうとバス停まで向かいました。しかし、またしても問題が!龍河洞発のバスが約1時間半に1本ということで、またしても時間を持て余してしまうことに…。

そのときセイナの「タクシー使おうよ」という思いがけない意見により、タクシーを呼ぶことに。タクシーを使って分かったのは、時間が半分以上削減でき、さらにタクシー代を4人で割り勘すると行きよりも安く快適に帰ることができたのだ。タクシーは高いという固定観念に縛られずに考えてみるべきだったと反省。

その後は、高知名物のスイーツやご飯を食べに行きました。詳しくは、キャロラインや、セイナ、ハーマイオニーが書いているコラム記事をお楽しみに。

今回“とりあえず”行ってみた龍河洞でしたが、普段なかなか鍾乳洞に行く機会もなく、しかも日本三大鍾乳洞の1つということで行くことができて本当に良かったと思います。想像以上に楽しめたし、多くのことも学べました。マイペースに旅をしてみるというのも初めての経験で、予測できない醍醐味もなかなか面白かったです。

龍河洞は、高知の観光スポットとしてあまり知られていないかもしれませんが、高知市内から近いのが魅力。訪れる際にはタクシーを利用するのがオススメ。また、鍾乳洞の中と出てからはかなりアップダウンが激しいのでそれなりの装備を!

小倉ゼミ1期生 Kate
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科:小倉ゼミ生
亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 小倉通孝ゼミ生による旅のコラム。ゼミの授業を通して訪れた国内外の観光地をフレッシュな学生の視点でレポートします。

亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科
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