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  • 2015年12月7日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

客室とレストランを一新した圓山大飯店

広々として落ち着きのある新しい客室zoom
広々として落ち着きのある新しい客室
中国の宮廷建築様式が美しい台北のランドマーク的存在のホテル「圓山大飯店」は、2013年10月から2015年4月までの約1年半をかけて、全500室の内473室の客室と3軒のレストランを一新した。第1段階は7~9階の客室と10階のプレステージラウンジ、第2段階は麒麟庁の客室、屋根、金龍レストラン、第3段階は圓苑レストラン、2~6階の客室で、1952年以来の大規模改修工事が今年の4月に完了した。
各フロアのデザインが「梅 蘭 竹 菊」の異なるテーマzoom
各フロアのデザインが「梅 蘭 竹 菊」の異なるテーマ
今回の大規模な客室改装工事は、「伝統を保ち、現代を行く」という概念の基に、モダンとクラシックの要素の融合を図り、古い建築に新しい魂を注ぐ新テクノロジーを導入している。中でも特徴的な改装は、第1に、各フロアのデザインが「梅、蘭、竹、菊」の異なるテーマで施されている点だ。客室をはじめ、壁面の絵や絨毯など、至る所にテーマに沿ったデザインが施され、各フロアはそれぞれの雰囲気を味わうことができる。
ケヤキのフローリングが美しいzoom
ケヤキのフローリングが美しい
第2に、これまで厚い絨毯に隠されていた客室のケヤキのフローリングを再び甦らせた事。第3に、客室のベッドの壁面に蜜を吸う蝶や羽を休める青いカササギなどを美しく描いている。古典的で優雅な壁紙の絵柄には、台湾で見られる鳥類や昆虫が多く描かれている。
モダンに洗練されたバスルームzoom
モダンに洗練されたバスルーム
改装された客室は広く開放的だけでなく、客室の明るさも保っている。家具類も中国の歴史を感じる趣を持ち、圓山大飯店の歴史を随所に感じることができる。一方、バスルームはモダンに改装され、バスタブ、シャワー、洗面台は機能を重視した現代的に仕上げている。日本人にとって有り難いのは、全室にウォシュレットを完備したことだろう。さらにアメニティが充実している。英国王室御用達のモルトンブラウン、スイスのショパール、フランスのエルメスなど、客室のカテゴリー別にバスアメニティを用意。1日の疲れ癒す最高のバスタイムと快適に眠れる空間を提供している。
客室には四季をテーマに伝統の文化を取り入れているzoom
客室には四季をテーマに伝統の文化を取り入れている
本館の客室は、スタンダードルーム、デラックスツイン、ジュニアスイート、エグゼクティブスイート、プレステージルーム、プレステージ・ジュニア・スイート、プレステージ・グランド・スイートなどのカテゴリーに区分されているが、どの部屋も伝統とモダンの融合が特徴的で、旅行スタイルに合わせて客室を選んでみよう。

麒麟の客室の改修は、伝統的な特色を守り、圓山のイメージをそのまま残す手法をとっている。老朽化した箇所を修繕し、客室のテーマ「四季」という概念を付加した。春の桃の花、夏の蓮の花、秋の菊の花、冬の梅の花というテーマごとに、客室の壁面や絨毯などにテーマに沿ったデザインを施している。
威風堂々とした圓山大飯店zoom
威風堂々とした圓山大飯店
2016年1月には、別館金龍の1階にコーヒーショップがオープンする。コーヒーや烏龍茶の飲み物のほか、軽食やアイスクリームなどのデザートを楽しめる。また、2016年2月には、本館1階(階段下)にステーキハウスがオープン予定。

圓山大飯店 Grand Hotel Taipei
住 所: 〒10461台北市中山区中山北路四段一号
電 話: +886-2-2886-8888
公式サイト: http://www.grand-hotel.org/ja-jp/
Editor:リスヴェル編集部
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