シンガポールの免税手続き方法

step1TRS(旅行者還付制度)の適用条件

©︎Vuitton Lim on Unsplash
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シンガポールに滞在中の旅行者は、加盟店での商品購入額がS$100(GST込み)を超える場合、購入した商品について課された7%の物品サービス税(GST、消費税)の払い戻しを受けることができます。このS$100の最低購入金額は、同じGST登録番号と同じ名称を持つショップで同じ日に発行されたレシートまたは請求書を3枚まで合算した金額が対象となります。旅行者還付制度(TRS)の加盟店には、「Tax Free shopping(免税ショッピング)」のロゴあるいはマークが掲示されています。購入された商品が免税の対象となるかどうかは、販売店でお確かめください。

シンガポールでは、VAT(付加価値税)とは呼ばず、GST(消費税)と呼びます。
シンガポール政府は2022年2月18日、消費税率(GST)を引き上げると発表しました。7%の税率を2023年1月から8%に、24年1月から9%に2段階で引き上げれました。

GST税率: 9%
免税対象額: 100シンガポールドル(SGD)
税関印受領期限: 免税書類発行日から2ヶ月以内
払戻申請期限: 税関印受領日から2ヶ月
必要な税関印: シンガポールの出国税関
特記事項: 1回の購入でS$100以上必要(百貨店はレシート3枚まで合算可能)

免税条件
・商品購入時の年齢が16歳以上であること
・シンガポールを出発する飛行機の搭乗員または客室乗務員でないこと
・シンガポールの国民または永住権保持者でないこと
・チャンギ空港もしくはセレター空港経由でシンガポールから出国する
・購入日および、購入日の3ヶ月前から以下の身分証明書を所持していないこと
 - 労働省が発行する労働許可証
 - 学生証
 - 外務省が発行する身分証明書
 - 長期滞在ビザ
・以下の購入(品)は、GSTの還付対象とはなりません。
 - シンガポール国内ですでに使用、または消費された品物
 -商用目的で輸出する品物
 -貨物便で輸出される品物
 -ホテルやその他宿泊施設での宿泊料金、レンタカーやツアーなどのサービス料金

「特定対象者」の基準、および旅行者還付制度(TRS)の適用条件や利用条件について詳しくは、こちらをご覧ください。

eTRS(電子認証システムによる旅行者払戻制度)の仕組み

eTRSを導入することにより、電子的にGST(消費税)の払い戻し手続きが行えるようになり、紙面の免税書類を作成する必要がなくなりました。これにより、買い物をする度に、各店舗がそれぞれ発行する免税書類に必要事項を記入する手間がはぶけ、還付手続きがとても簡単になりました。

eTRS加盟店で商品を購入する際に、店員にパスポートを提示してTRSの資格を証明する必要があります。パスポートのコピーや画像は使用できません。

商品購入の時点で、店員がパスポートの情報を基にeTRSを発行します。免税手続きの際に空港のeTRSセルフサービス・キオスクでパスポートをスキャンすると、発行済みのeTRSが自動的に表示されます。

情報提供:シンガポール政府観光局
https://www.visitsingapore.com/ja_jp/travel-guide-tips/tourist-information/gst-tax-refund/

ご注意:免税ルールや手続き方法などは予告なく変更される場合があります。リスヴェル編集部では、払戻し手続き方法の内容について万全を期しておりますが、変更に伴い発生した諸問題、また利用者や第三者が被った損害は一切の責任を負いません。

(2024.2.20現在)

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