色彩と音楽音楽の祭典「カンデラリア祭」がユネスコ無形文化遺産に登録
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2014年12月10日公開

エリア:南米  > ペルー  > プーノ / ジャンル:イベント・フェスティバル , アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 観光情報・観光局・現地便り

 このたび、ペルーを代表するお祭りのひとつ、プーノの「カンデラリア祭 (Fiesta de la Candelaria)」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 カンデラリア祭は、フォルクローレ(民族音楽・舞踊)の首都と呼ばれている、ペルー南部のティティカカ湖畔の町、プーノにて毎年2月上旬に約2週間にわたって開催され、16世紀にスペイン人がペルーに持参した“カンデラリアの聖母像”を祭る行事です。夜明けとともに行われるミサで始まり、イベント期間中はパレードや踊り、音楽のコンテストが行われる他、踊りに欠かせないマスクメイキングや、クラフトのワークショップも展開され、伝統文化が若い世代にも伝承されています。

 さまざまな民族、伝統芸能が息づくペルーですが、プーノおよびティティカカ湖周辺は、特にフォルクローレの宝庫と呼ばれ、300種類近くの伝統舞踊が存在すると言われています。約2週間にわたって開催されるこのお祭りには、プーノのみならず、ペルー国内やティティカカ湖対岸のボリビアなどから約4万人のダンサーと約5千人のミュージシャンが集まり、期間中プーノ市内はお祭りムード一色となります。

 ティティカカ湖は南アメリカ最大、汽船の運航する湖では世界最高地にあり、そのほとりにあるプーノは標高3,827メートルに位置するアンデスの町です。周辺の先住民であるアイマラ族やケチュア族の間では、古くから日常生活に根付いた伝統舞踊があり、スペイン文化の影響を受けながらも、独自の文化と融合させ伝統を継承し続けています。ティティカカ湖は、トトラという葦植物で作った浮島のウロス島や伝統織物で有名なタキーレ島などへの観光の他、プーノへは陸路、空路でのアクセスの他、クスコから豪華列車に乗車しアンデスの山々を眺めながらの旅も人気があります。

【お問い合わせ】

risvel facebook