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“ウィンドワード”=風上と呼ばれる オアフ島東海岸。その名の通り一年を通じて北東からの貿易風が吹くエリア。このドライブの魅力は、コーストラインと左手にそびえるコオラウ山脈の眺め。貿易風がもたらす大量の雨の浸食によって造り上げられた、急峻な尾根が連なる景色はこのあたりでしか見られない絶景だ。 途中、乗馬体験や「ジュラシックパーク」、「パールハーバー」などの映画のロケ地となった場所を巡ることのできるクアロア・ランチや、ポリネシア一帯の文化を知ることのできるポリネシア・カルチャーセンターなどのパークもあり、家族連れでも楽しめるポイントも豊富。 また、このあたりには古代ハワイアンの聖地や伝統的な漁業スタイルであるフィッシュポンドも点在しており、歴史に興味がある人にもお勧めだ。終点カフクでは、名物のシュリンプをどうぞ!
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ワイキキから出発する場合、63号線でコオラウ山脈を越えてカネオヘへ。カネオヘ近辺には住宅地が多く、街中にはフードコートやドラッグストアなどのショップが並ぶウィンドワード・モールがある。なにかドライブで必要なものがあれば立ち寄ろう。 よくワイキキのフリーペーパーなどで目にする「天国の海」行きのツアーのボートの発着地がここ。「天国の海」とは、潮の満ち引きによって登場する砂浜=カネオヘサンドバーのことで、エメラルドグリーンの海に出現する純白の砂浜とのコントラストはたとえようもなく美しい。カネオヘサンドバーに行くには、ワイキキ出発のツアーか、クアロア・ランチでのアクティビティに参加してみて。
1)切り立った渓谷の連なるコウラウ山脈。2)カネオヘサンドバーへ出港する船
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カネオヘから83号線を北上すると、ヘエイアの町に到着する。この辺りは古くからハワイの人々が住みついた土地。古代ハワイアンが作った、養魚池(フィッシュポンド)が残っている。ヘエイアのフィッシュポンドの石垣の長さは1.5㎞と今残っているフィッシュポンドでも最大級のもの。これらは、ボランティアによって修繕、保護されているそう。 ヘエイアの養魚池から10分ほど北に行くと、セネターフォング植物園が。広大な植物園内ではハワイ固有の植物をはじめ世界各国の希少な植物を見ることができるので、森林浴をしながら散策してみては?またこの辺りの道路沿いには、フルーツや手作りの雑貨を売る売店が点在している。地元のおばあちゃんとの会話を楽しみながらのお買い物が楽しい。
1)古代ハワイアンが考えたフィッシュポンド。満潮時に、海水とともに流れ込んできた魚を捕獲するという仕掛け。2)東海岸には広大な植物園も多い。ホオマルヒア・ボタニカルガーデンは、広大なためクルマで園内を回る。3)セネターフォング植物園。ガイド付きツアーも開催されている。4)道端でフルーツやお土産ものを売るおばあちゃん。ドライブのおやつにいかが?
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さらに進むと、クアロア・ランチ
が現れる。映画「ジュラシックパーク」や「ゴジラ」などの撮影の舞台にもなった約500万坪の広大な敷地内には、緑豊かな草原や渓谷、またプライベートビーチなどがあり、自然の中で目いっぱい遊ぶことができる。恐竜が駆け抜けた草原や、ゴジラの足跡などを巡る「映画村バスツアー」は人気のアクティビティ。1人1頭馬にまたがり、のんびりトレイルを散策する乗馬ツアーもおススメだ。1時間コースではカネオヘ湾やチャイナマンズハットなどを見下ろす絶景を、2時間コースでは映画の舞台を巡ることができる。 お腹が空いたらクアロア牧場で飼育された無農薬ビーフを使ったクアロアバーガーをほおばろう。
1)引馬でなく自分で乗れるのが楽しい。2)なんと敷地内にゴジラの足跡が!3)クアロアバーガー。現在6種類あり、ロコにも人気。4)聖地チャイナマンズハット。ヒイアカという神が巨大なトカゲを退治し、その尻尾を湾になげこんだところ、尻尾がこの島になったと言われる。
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クアロア・ランチからさらに北に10分ほど進むと、「CROUCHING LION 」というドライブインが現れる。そのレストランの上の尾根の頂きにあるのが聖地のひとつ、クラウチングライオン。漁にでたまま帰らなくなった妻を案じて岩に登った夫が神に祈り、願いを聞き入れられる代わりに自分は岩になったという。
1)ライオンが佇んでいるように見えることからその名が付いた「クラウチングライオン」。2)ライエ岬に浮かぶ小島の中央にはぽっかり穴が空いており、水平線が見える。
さらに進むとポリネシア・カルチャーセンター
に到着。園内には、サモアやフィジー、トンガなどポリネシア圏の村の様子と、生活習慣や文化を紹介。水上で催される各地域のショーは必見だ。豚の丸焼き(カルアピッグ)やロミロミサーモンなど伝統的なハワイアンフードを食べながらショーが観覧できる、「アリイ・ルアウ」は見逃せない。 ポリネシア・カルチャーセンターがあるライエは、様々な聖地として、伝説が残っている。昔このあたりには、オオトカゲが住み着いており、それを少年が退治した。ばらばらに切り裂かれたトカゲの身体が、ライエ周辺の岩や小島になったという。
3)水上で繰り広げられるラグーンショー。地域ごとに違う歌やリズムを聞き比べるのも楽しい。4)タヒチの美しい女性達が、音楽を奏でる。5)マオリの村では、ポイボールを使った遊びを教えてくれる
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ポリネシア・カルチャーセンターからさらに15分ほど進むと、旅の終点、カフク。カフクに来たら、ぜったい外せないのがシュリンプ。町中のワゴンでは、とれたてのエビを食べさせてくれる。どのワゴンもそれぞれにファンがいるが、その中でも行列の絶えないワゴンが、ジョヴァンニズ
。一番人気は、たっぷりのガーリックが食欲をそそるバターソース味。ぷりぷりのエビは絶品!ここはもう、なりふりかまわずかぶりついて。 カフクと言えばコーンも有名。Super Sweet Cornという看板を見つけたら、ぜひ買って帰りたい。また、このところワイキキのレストランや、朝市などで見かける、シーアスパラガスもカフク生まれ。海水をひいた水田で栽培されている塩性植物で、海水に含まれるミネラルやビタミンを含んでいるため、健康にも良いそう。もともと塩気を含んでいるので、そのまま食べてもほのかに味がついているのが特徴。スーパーやファーマーズマーケットで売られているので、是非ためしてみて。
1)ジョヴァンニズのシュリンプは一皿$13。2)カフクのコーンは、KCCの朝市にも出店している。3)シーアスパラガス。しゃきしゃきの食感が楽しい。4)シーアスパラガスの栽培風景。海水を引いた水田で育てる。
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Senator Fong's Plantation & Gardens
10:00~14:30
無休
TEL:808-239-6775スタッフによるガイドウォークは10:30と13:00に開催。大人$14.50、子供(5~12 歳)$9。ビジターセンターでは、レイメイキングのクラスなども開催している$6.5。
9:00~16:00
無休
TEL:808-239-6775400エーカーという広大な敷地に、地域毎に熱帯の珍しい植物が植えられている。 園内にはキャンプ場もあり、週末にはファミリーで楽しむロコの姿も。
日~木6:00~21:00、金・土~21:00
無休
TEL:808-262-3354緑溢れる敷地は東京ドームおよそ450個分。乗馬や、四輪バイク、ジープ、クルー ズ、など、多彩なアクティビティでハワイの自然を満喫!
12:00~21:00
無休
予約受付(日本語)
TEL:808-924-1861ハワイ、サモア、フィジー、タヒチなど、ポリネシアを代表する8つの島々の文化を体 験できるパーク。迫力あるルアウショーや体験イベントも多数。