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ハワイまでのフライトはおよそ7時間。その時間が苦痛となるか、素晴らしい想い出のひとつとなるかで、旅の印象は大きく異なるもの。空港到着から搭乗までがスマートで、フライト中のシートやサービスが快適で、食事が美味しければ言うことなし。その全てを叶えてくれるのが、デルタ航空のビジネスクラス、ビジネスエリートだ。
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ビジネスクラスの座席が食事がエコノミークラスより豪華なのはなんとなく想像がつくけれど、空港でのサービスって?という方も多いのでは? そのひとつとして、デルタ航空が提供するのが、ビジネスエリート専用の、スカイプライオリティ。これは、空港の全ての手続きを優先的に通過し、待ち時間なく搭乗でき、到着後は、いち早く手荷物を受け取ることのできるサービスのことだ。ビジネスエリート優先カウンターでチェックイン後、優先レーンで待ち時間なくセキュリティチェックを通過。空港到着から10分ちょっとで出国手続き完了・・・ということも夢じゃない。
1)ビジネスエリートの搭乗者が使えるスカイクラブ。搭乗までのひとときをくつろぐことができる。2)スカイクラブでは、軽食やアルコールを含む飲み物、Macの利用の他、シャワーも無料。
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搭乗までの時間は、ビジネスエリート搭乗者が使えるデルタスカイクラブへ。窓の外を行き交う飛行機を眺めつつフィンガーフードとワインで乾杯。ラウンジには常に軽食が用意されており、出発前の小腹を満たすのにぴったりだ。飲み物はワインの他、各種スピリッツや日本酒、生ビールサーバーまであり、これらは全て無料。また、Wi-Fiも完備されているので最後のメールチェックも完璧だ。休暇前のドタバタで、しばし日本を不在にすることを伝え忘れていた友人にも一報。いよいよ旅立ちの準備は完了だ。機内への案内のアナウンスに誘われゲートに向かえば、もちろんここでも優先的に案内してくれる。
1)滑走路に面したラウンジで、離発着する飛行機を眺めながら乾杯2)ディナータイムには温かい食べ物も並ぶラウンジのビュッフェテーブル
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離陸からおよそ1時間半後、いよいよ食事がスタート。 今回選んだのは、旅行通の中でも、特に美味しいと評判が高い、日本発便の和食。事前にWebサイトからオーダーしておけば、万が一の品切れもなく安心だ。 運ばれてきたのは、漆黒の陶磁器に美しく盛られた料理の数々。前菜には漬け鮪やホタテ、鴨肉のロースト、鯛の昆布締めなどが、メインには和風のチキンのローストが登場。いずれも上品でありつつもしっかりとした味わい。 それにしても、これほどの料理が機内で味わえるのは驚きだ。
1)ビジネスエリートの和食コース。盛りつけも美しく、機内食だと思えぬできばえ。
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実はデルタ航空では、空港からクルマで20分ほどの自社工場で機内食をつくり、できたてを飛行機に運んでいるという。 「とにかく機内食は制限が多い。作りたてを食べてもらえないという時間的制約や、機内積込みように高さを抑えなければならない空間的制約、そしてあらゆる国籍、人種の方が召し上がるという、嗜好の制約があります。これらをいかにクリアし、さらに美味しくするかというのが機内食の難しいところであり、楽しいところです」と語るのは、デルタ航空の機内食を司る、石本正敏総料理長。大切なのは、目の前に召し上がる方がいると言う気持ち。そのため、一日最大15,000食にもなる機内食を、全てひとつひとつを全て箸で盛りつけているそうだ。 洋食コースは、ミッシェル・バーンスタインの監修する5品のコースと、マスターソムリエアンドレア・ロビンソンのチョイスしたワインセレクションとのマリアージュを楽しむことができ、こちらも魅力的。 次回の旅はデルタ航空で旅を美味しくスタートしてみては?
■デルタ航空ホノルル⇔成田間毎日3便、ホノルル⇔関西国際空港毎日1便、ホノルル⇔福岡空港に週4便を運行。
1)石本正敏総料理長。趣味は料理本収集だという研究家だ。2)カリスマシェフ、ミシェル・バーンスタイン。3)ハワイ、グアム、パラオなどのリゾート路線のパッケージツアーで申し込んだ人を対象にしたリゾート・カップル・プランも好評。別途料金で、カップルのための特別料理やお土産サービスが受けられる。