旅の扉

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  • 2017年5月29日更新
リスヴェル旅コラム
Editor:リスヴェル編集部

シンガポールを象徴するアートミュージアムのようなホテルに泊まる

メルキュール・シンガポール・ブギスのロフトルームzoom
メルキュール・シンガポール・ブギスのロフトルーム
アコーホテルズのメルキュールブランドのひとつ「メルキュール・シンガポール・ブギス」が2017年2月28日にグランドオープンした。ホテルのあるブギス地区は、シンガポールの若者で賑わう活気ある場所で、シンガポールの官庁街、芸術文化施設の中心にあり、ビジネスでも観光でも大変便利な立地にある。ホテルには、東洋と西洋文化を折り合わせたシンガポールの史跡からインスピレーションを得たというコンテンポラリーアートが随所に配置され、まるで美術館にいるかのような洗練された空間が心地がよい。
右上から右回りで:スーペリアルーム、スタンダードツイン、スタンダードルーム、ロフトルームzoom
右上から右回りで:スーペリアルーム、スタンダードツイン、スタンダードルーム、ロフトルーム
15階建てホテルの総客室数は395室。青、赤、緑、橙の4色を基調とした部屋タイプはスタンダードルーム、スーペリアルーム、ロフトルーム、エグゼクティブロフトルームの全4タイプ。今回宿泊したのは、シンガポールでも珍しいロフトタイプの客室「エグゼクティブロフト」。吹き抜けの開放的な空間は、橙を基調にした色彩にまとめられてあり、天井から床までの大きな窓とカーテン、大きなキャンバスに描かれた印象的なアート作品が飾られている。

コンパクトな客室に入ると、すぐに洗面台スペース、シャワー&トイレブース、ハンガーラック、セイフティボックスなど、必要なものが1箇所にまとまっていて使いやすいレイアウト。階段下にはテレビとミニバーが設置され、テレビの対向の壁側には心地よいソファが備えられている。照明が完備されたデスクには卓上に電源プラグが集約されたボックスがあるので、ノートパソコンで仕事をするにも、スマートフォンをチャージするにも便利。階段を上ったロフトにはクイーンサイズのベッドがすっぽりと収まっていて、まるで秘密基地のようにちょっとワクワクする気分になる。横たわると妙に落ちついて安眠できたのが不思議だった。
多国籍料理「ロワイヤル」(3階)zoom
多国籍料理「ロワイヤル」(3階)
朝食は3階にある多国籍料理「ロワイヤル」のビュッフェ。フレッシュなサラダやフルーツ、冷製のハムやスモークサーモン、ベイカリーは少量ずつ置かれてあり、少なくなると新鮮なものがすぐに補充される。シリアル、ヨーグルト、各種ジュースが1列に陳列され、食材や料理を丁寧に扱っているのが伝わってくる。エッグ&ヌードルステーションは、注文してからオムレツや目玉焼きなどの卵料理と麺料理を作ってもらえる。ホットミールは、ソーセージやベーコン、ポテト料理、温野菜などの西洋料理も一通りそろっているほか、シンガポールならではの料理もあるのが嬉しい。福建麺を野菜と黒糖醬油で炒めた料理「クエティヤオ」や「チキンカレー」、ご飯、キュウリ、ピーナッツ、揚げ魚、サンバルチリを混ぜて食べる「ナシ・レマ」の具材一式が置かれており、エッグステーションで焼いていただいた目玉焼きをのせればマレーの人気朝食メニューの出来上がり!ランチの予定も考慮しつつも、ついつい食が進んでしまう朝食ビュッフェは、少し早起きするのがオススメ。また、同じフロアにあるプリビレッジルームの宿泊客様専用スペース「プリビリッジ・ラウンジ」では、ちょっとしたおつまみや飲み物を無料で提供している。

多国籍料理「ロワイヤル」(ROYALE)
午前6時〜午前10時30分 :ビュッフェスタイルの朝食
正午12時〜午後10時30分:オールデイダイニング

プリビリッジ・ラウンジ(Privilege Lounge)
午前6時〜午前10時30分:朝食 
午後6時〜午後8時:イブニング・カクテル(12歳以上利用可能)
左:広東料理「ソングガーデン」(2階)zoom
左:広東料理「ソングガーデン」(2階)
ホテルの2階には、点心やモダン広東料理が楽しめる広東料理レストラン「ソング・ガーデン」がある。シンガポール在住の日本人アーティストによるアートの内装がとてもエレガント。ここのレストランには、通常のテーブルのほか、6室の個室があり、シンガポールでも最大規模という26名座れる円卓が置かれている個室もある。回る中央の円卓はその巨大さから手動ではなくコンピュータ制御されているそうだ。子供用のメニューやベジタリアン向けのメニューもあり、週末になるとランチ時間は地元の家族連れで賑わう。ちょっとしたグループ旅行のパーティーやビジネス会議にちょうど良いサイズの個室は便利。

広東料理「ソング・ガーデン」(SONG GARDEN)
午前11時〜午後10時
左:インフィニティープール(7階)、右:スカイデッキ(15階)zoom
左:インフィニティープール(7階)、右:スカイデッキ(15階)
7階にはオープンエアのインフィニティプール、ジャグジー、24時間オープンのジム、ゆったり寛げるスカイデッキがある。シャワールーム付きのロッカールームがあるから着替えだけもっていけば良いのが嬉しい。インフィニティプールは長さは25mで深さ1.2m。隣に深さ0.5mの子供用プール、深さ0.9mのジャグジーもあり、宿泊客の人気スペースになっている。周辺の景色を楽しみながら、外の風を感じながらカクテルが楽しめるストレイト・プールサイドもある。このほか、15階の屋上には緑化されたスカイデッキがあり24時間自由に利用することができる。

プルサイドバー「ストレイト・プールサイド」(Straits Poolside)
午前10時〜午後10時
ホテル外観、バーとロビーラウンジzoom
ホテル外観、バーとロビーラウンジ
レセプションカウンターの奥のロビーラウンジには、無料でインターネットが利用できるコンピュータが置かれている。バー「BaRtistry@One22」では、シンガポールスリングなどのカクテルはもちろん、アルコールが入らないモクテルも作ってもらえる。ハッピーアワー(毎日午後7時〜午後8時)は、1杯頼むともう1杯が無料になる!

バー「バーティストリー@ワン22」(BaRtistry@One22)
午前6時〜午後11時

ホテル内の無料Wi-Fi接続サービスに加えて、今回の滞在で何よりも役立ったのが室内外で自由に使えるスマートフォンの貸出だ。日本を含む世界10ヵ国への国際電話も無料というのも有り難い。外出先でWi-Fiが使えないエリアでも、Google Mapが使えるから目的地を入れて街歩きをするのにかなり役立った。

ホテル滞在は、ちょっとした心遣いやサービスでその印象がガラッと異なってくる。メルキュール・シンガポール・ブギスに3泊して感じた事は、楽しめる多くの施設が周辺にあり、どこへ行くにも利便性が良かった事、そして、清潔でコンテンポラリーアートが楽しめる居心地よいインテリア、シンプルで充実した施設とサービス、ロビーラウンジが混み合わないちょうど良いホテルの規模感、スタッフはいつも笑顔で出迎えてくれる。このように、旅行者を存分に満足させてくれるホテルが、1泊1万5,000円前後から泊まれる。リピーターが増えているシンガポールへの旅の定宿にオススメ。

<アクセス>
ミドルロード沿いで、大型ショッピングモール「ブギスジャンクション(Bugis Junction)のすぐ西側にある。MRT東西線・ダウンタウン線のブギス駅や、環状線のブラスバザー駅まで徒歩5分。アラブ人街、リトルインディアは徒歩圏内。歩き慣れていればオーチャードロードまでも徒歩で行かれる。マリーナベイ、チャイナタウンも電車1本で行くことができるため、ビジネスでもレジャーでも基点として滞在するのに非常に便利。



メルキュール・シンガポール・ブギス(Mercure Singapore Bugis)
住所:122 Middle Rd, Singapore 188973
電話番号:+65 6521 6088
公式サイト:http://www.mercure.com/A0D7

メルキュール・シンガポール・プギスの予約は、アコーホテルズが便利(最低価格保証も!)
http://www.accorhotels.com/ja/hotel-A0D7-メルキュール-シンガポール-ブギス/index.shtml

アコーホテルズ公式サイト
http://www.accorhotels.com
Editor:リスヴェル編集部
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