アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭誕生100周年
期間:2013年6月14日から 2013年9月8日まで
[リスヴェル編集部]2013年06月12日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア  > ベローナ / ジャンル:アート・カルチャー・歴史・ミュージック , 

1913年に「アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭」が開催されてから今年でちょうど100周年になる。戦争などで中断した事があったが(今年で91回目の開催)、毎年恒例の夏のイベントとして、古代ローマ遺跡のアレーナを会場でオペラ祭が開催されてきた。

特に今年はオペラの作曲家ジュセッペ・ヴェルディの生誕200周年にもあたり、巨匠に捧げるオペラ6演目と4回のガラ・コンサートで全58回の公演が2013年6月14日から9月8日の期間に上演される。特別な祝祭の年となるだけに、プラシド・ドミンゴ氏を名誉芸術監督に迎え、指揮者あるいは歌手として舞台に登場する。

6月14日の開幕公演は、音楽祭を代表するオペラ『アイーダ』だ。フラ・デルス・バウスによる新プロダクション。一方8月10日からのアイーダの公演は、1913年当時のステージ・デザインを復活し上演する。

6月15日からは、『ナブッコ』(初日6月15日)、『椿姫』(初日6月22日)、『イル・トロヴァトーレ』(初日7月6日)、『リゴレット』(初日8月9日)と、ヴェルディの代表的オペラが上演される。また8月31日からは、ヴェローナが舞台のグノー作曲のオペラ『ロミオとジュリエット』 も上演する。7月13日は、ヴェルディの傑作『レクイエム』を上演する。指揮はチョン・ミョンフンで、演奏はアレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団とヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場管弦楽団。7月17日は『ガラ・ヴェルディ』と冠したコンサートを開催する。バッティストーニ、フリッツァ、カレッラ3人のマエストロが指揮台に立つ。

2013年はドイツオペラの作曲家リヒャルト・ワーグナーの生誕200周年。8月15日の『ガラ・コンサート』は、ヴェルディとワーグナーの2人の巨匠に捧げるもので、若き指揮者ダニエル・ハーディング、ドミンゴ他E.ヘルリツィウス、V.ウマーナ、V. コワリョフ、M.セラフィンら歌手陣らが出演する。また、8月20日はドミンゴが主催する「オペラリアコンクール」入賞歌手によるガラ・コンサートをダニエル・オーレンが指揮する。

2013年 プログラム
『アイーダ Aida』新プロダクション版上演 2013年6月14,23,27日、7月3,7,9,14,18,21,28日、8月3日
『ナブッコ Nabucco』 6月15,21,29日、7月4,11,25日、8月1,4,11,14,18,21日、9月5日
『椿姫 La Traviata』 6月22,28日、7月5,12,19,23,26日、8月2,8日
『イル・トロヴァトーレ Il Trovatore』 7月6,10,20,24,27日
『レクイエム Messa da requiem』 7月13日
『ガラ・ヴェルディ Gala Verdi』 7月17日
『リゴレット Rigoletto』 8月9,13,16,23,30日、9月6日
『アイーダ Aida』1913年舞台デザイン復活上演版 8月10,17,24,29日、9月1,3,8日
『ガラ・ドミンゴ・ハーディング Gala Domingo-Harding』 8月15日
『ガラ・ドミンゴ Gala Domingo』 8月20日
『ロミオとジュリエット Romeo et Juliette』 8月31日、9月4,7日

Arena Di Verona
http://www.arena.it/

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