香港グルメ:老舗レストランが長らく人気の理由③ メイド・イン・香港
期間:指定なし
[香港政府観光局]2018年11月26日公開

エリア:アジア  > 香港 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , グルメ・スイーツ , 

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ミシュランにふさわしいレストランから街角の屋台に至るまで、香港にはアジア屈指の多様な食環境が整っています。この街が提供する食の選択肢は非常にバラエティーに富んでいますが、一部のレストランはまさに唯一無二の存在といえます。数十年にわたり地元の人々の支持を得ると同時に、旅行客が香港独自の食文化を直接体験するための最適な環境を提供する香港でも有数の歴史を誇る四つの名店をご紹介いたします。これらの香港の象徴は、この街の称賛を受ける食環境の根幹を成しており、香港が一貫して非常に優れた流行に左右されない食やサービスを提供している証なのです。
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Jimmy’s Kitchenで勤務して25年になるマネージャーの Ricky氏は、ある物語をもってこのレストランの精神を解き明かしています。「ある時、私たちのビーフストロガノフのレシピを自身のホテルで再現したい、というアメリカ人ホテル経営者がいました。しかし、そのホテルのシェフはついにレシピを再現することはできなかったのです。」

そして、それはベイクド・アラスカからチキン・ア・ラ・キングに至るまで、他の多くの料理についても同様なのです。

 これは、Jimmy’s Kitchenが提供している料理が一般的な西洋料理に見えて、はっきりとした香港らしさを併せ持っているからなのです。Jimmy’s Kitchenは創業以来地元の人々に加え、海外からのお客様にも愛されています。その理由の一つは、Jimmy’s Kitchenが提供している料理は世界中でここでしか味わえないからなのです。

 Jimmy’s Kitchenは元々、同名の軍の兵士から転身したアメリカ人レストラン経営者によって1926年に上海で創業を開始、1928年に香港支店をオープンしました。それ以来さまざまな国の要素が融合した料理でお客様を魅了し続けています。
Jimmy’s Kitchenはその輝かしい歴史を通じてCary Grant(ケーリー・グラント)やJohn Wayne(ジョン・ウェイン)のようなハリウッドの映画スターから、香港の著名な政治家に至るまで、数多くのセレブリティを魅了してきました。俳優のWilliam Holden(ウィリアム・ホールデン)はかつて、小さなヒューズボックスの火災によりJimmy’s Kitchenから避難する際、オニオンスープをあきらめきれず、レストランを離れる際には手にしっかりとスープカップを握りしめていた、という逸話があるほどです。

 Jimmy’s Kitchenは、過ぎ去りし日の記憶を思い起こさせる懐かしの逸品を今日も変わらず提供しています。最近Jimmy’s Kitchenでは、かつて一世を風靡し長らく失われていた一部の料理を復活させるため、30年のキャリアを誇るベテランシェフを呼び戻しました。現在、メニューには再びスパイシーなハタを使った料理が並んでいます。「驚いたことに、この料理は多くのお客様の心に残っているのです」とRicky氏は語ります。「このメニューは本当にすばらしい!と、お客様はみな喜んでくださっていますよ」

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