グルメ:5人の若手トレンドセッターの物語③ チャリティーの信念
期間:指定なし
[香港政府観光局]2018年11月14日公開

エリア:アジア  > 香港 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , グルメ・スイーツ , 

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国際的な美食スポットとしての香港の評判には、この街をイノベーションの最前線に留め続けるべく奮闘している多数の若くクリエイティブな専門家が大いに貢献しています。斬新なカクテルを生み出す先駆的なミクソロジストから、インスタ映えする点心を生み出す想像力豊かなクリエイターに至るまで、世界の美食マップに香港を掲載するために貢献した5人の若手トレンドセッターの物語をご紹介いたします。
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Patrick Tam氏は、近年香港を席巻したコーヒー革命を主導する、枠にとらわれない若手パイオニアの一人です。

 Patrick氏が2011年にコーヒー対する鋭い審美眼を磨きロンドンから故郷の香港に戻ったとき、スターバックスが依然として街で最も洗練されたコーヒーショップであり、ブティック・カフェは存在しませんでした。「私の友人が太平山街(精品咖啡館)アパレルショップを経営していて、スペースが半分空いたので、週末にそこでコーヒーを作るよう誘ってくれたのです。それが店を始めたきっかけですね」とPatrick氏はいいます。

 今日、Patrick氏がオーナーの一人を務める旺角(モンコック)のKnockbox Cafeは、受賞経験のある情熱に溢れたバリスタが淹れるコーヒーを楽しむことができる場所であることはもちろん、コーヒー通に人気のスポットとしても知られています。Patrick氏自身は徹底的にコーヒー作りを学び、2013年には国際的なコーヒーの品質審査制度である「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」の審査員に就任しました。

 しかし、Patrick氏はコーヒーの専門知識で知られている一方、本業は眼科医なのです。彼は奇跡的にも自身の持つ二つのアイデンティティを組み合わせ、何か有意義で人々を奮い立たせるものを生み出す方法を発見することができました。

 Knockboxで使うコーヒー豆を調達するため南米のコロンビアへ向かった旅行の際、ある時Patrick氏はコーヒー農家の子供の一人が目に軽度の障害があることに気付きました。その時Patrick氏は自身の眼科医としての技術を最大限に駆使して治療にあたり、その後慈善団体である「Vision for Coffee」を設立しました。Patrick氏は、コーヒー豆の調達に海外へ赴く際、困っている人々の視力検査も実施しています。

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