ペルー料理の世界的認知にも貢献、日本人シェフ松久信幸氏
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2018年08月22日公開

エリア:南米  > ペルー / ジャンル:イベント・フェスティバル , 

このたび、ペルーの首都リマにて、ペルーの食文化を牽引してきた日本人シェフ、故・小西紀郎氏(2016年に逝去)の功績をたたえ、友人である「NOBU」のオーナー・シェフ松久信幸氏が来秘し、追悼イベントとなるチャリティー晩餐会を開催しました。

追悼イベントは、本年8月2日の夜、松久氏の「第二の故郷」とも言えるリマにある、前衛的ペルー料理レストラン「アストリッド・イ・ガストン」にて、故・小西紀郎氏へ敬意を表して開催されました。故・小西氏は日本食レストラン「トシロー(Toshiro’s)」をはじめ、オーナー・シェフとして数軒のレストランをリマを拠点に経営し、和食を通じて日本とペルーの相互理解に貢献した日本人シェフで、ペルー国内ではテレビ番組出演の経験などもある、ペルー人にも人気のシェフでした。

松久氏と小西氏の出会いは、40年以上前に遡り、その当時すでにペルーで板前をしていた松久氏が小西氏をペルーに呼び寄せたことが始まりと言われています。現在ペルーにおいて「ニッケイ料理」として知られる料理の基礎をともに作りました。松久氏は、ペルーを去った後、アヒ、ロコトなどの唐辛子やライムなどのペルー独自の食材を使ってフュージョン料理を展開し、世界に50以上ある自身のレストランを通じて世界中に広めています。この功績により、昨年、ペルーの良さを世界の人々に広め、絆を深める活動に貢献した人に贈られる「フレンド・オブ・ペルー」をペルー国家機関より授与されました。

松久氏は、そのシェフとしてのキャリアを南米ペルーでスタートさせ、若い頃にペルーやアルゼンチン、アラスカで料理の経験を積んだあと、ロサンゼルスやニューヨークで自身の店を開店し成功するなど、今では17ヵ国で30数店舗を経営しています。日本にも南米のエッセンスを取り入れたフュージョン料理が楽しめる「NOBU Tokyo」が六本木にあります。今回の来秘は、45年以上前にペルーの地を踏んで以来初めてとなり、イベント終了後は、クスコなどの観光地を訪れました。

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