ブッキング・ドットコム 今年の「サステイナブルトラベル」調査結果発表
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[リスヴェル編集部]2018年04月24日公開

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世界最大のオンライン宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」は、日本を含む各国旅行者を対象に行った「サステイナブルトラベル(滞在先の保全を優先した環境にやさしい旅行)」に関するアンケート調査の結果を発表。

「サステイナブルな旅をする意欲がある」と答えた回答者は87%、日本人に限定すると81%が回答しサステイナブルトラベルの人気は世界的に拡大。「実際にサステイナブルな旅をよくする」または「常にしている」と答えた回答者は世界で39%、日本人は25%で世界との隔たりがあると判明。一方、48%の回答者がサステイナブルな旅には「まったく行かない」、「めったに行かない」、「たまにしか行かない」と回答。日本人に限ると56%と半数以上が行かない傾向にあり、多くの旅行者がその意欲や興味はあるが、実際に行動に移せていない傾向。

「サステイナブルな旅」から連想することは、「エコフレンドリーな宿泊施設に泊まること」(46%)。エコフレンドリーな宿泊施設を選ぶ理由は、「環境への影響に配慮したいから」(40%)、「現地に根差した体験ができるから」(34%)、「良いことをしているという実感が欲しいから」(33%)。

サステイナブルな旅をするきっかけは、60%の回答者が「これまでの旅行中に遭遇した自然の景色に感動したこと」と回答し、54%の回答者が「これまで訪れた旅行先でツーリズムが及ぼす影響を目の当たりにしたこと」と回答。これまでの旅行経験が大きなきっかけとなっている。 一方、日本人の結果は、その割合が少なくサステイナブルな旅に関しての傾向が希薄と判明。

サステイナブルな旅に意欲はあるが、実行できない理由は、「金銭的な負担」(42%)、一方、「環境への悪影響を最小限に抑えられるのであれば出費を5%以上増やしても良い」と答えた回答者は66%に及ぶ。一方日本人は、「金銭的な負担」を理由に挙げた人は27%で、世界より15ポイントも低い。最も多かった回答は、「情報/認証制度の欠如」が30%で、どうすればサステイナブルな旅ができるか分からないことが理由と判明。

ブッキング・ドットコムは、「Green Key」などと提携し、環境にやさしい施設を掲載するなどサステイナビリティに関する取り組みをサポートしている。サステイナブルな旅は、何かを犠牲にしたり、無理をしたりして行うものではない。サステイナブル効果のあるアクティビティや行動を旅行に取り入れている回答者も多い。

この調査は、今年2月と3月にブッキング・ドットコムが12ヶ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、ドイツ、フランス、インド、イタリア、日本、スペイン、イギリス、アメリカの各国1,000名以上)の合計12,134名を対象にインターネット上で行ったアンケート調査に基づく。

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