ペルー外国・貿易観光省、日本人シェフ・松久信幸氏に「フレンド・オブ・ペルー賞」を授与
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2017年10月13日公開

エリア:南米  > ペルー  > リマ / ジャンル:グルメ・スイーツ , 観光情報・観光局・現地便り , ライフスタイル

 このたび、世界的レストラン「NOBU」のオーナーシェフとして広く知られる日本人、松久信幸(まつひさ・のぶゆき)氏に、外国・貿易観光省のエデュアルド・フェレーロス大臣より「フレンド・オブ・ペルー賞」が授与されました。松久氏は、24歳の時にペルーに渡り、調理人としてのキャリアの研鑽を積んでおり、その後30年にわたり世界各国40か所で経営されているレストラン「NOBU」や「まつひさ」において、ペルー産食材の多様性を伝え続けてきました。同賞はその類まれなる功績を称えたもので、伝統的な日本料理とペルー産の食材を融合させるなど、これまでにない発想力に富んだ新たな料理文化の創作が評価されました。
 
 同賞の授与後、松久氏は「今後も引き続き、ペルーのさまざまな地域の異なる素材を使い、ペルーの有する食材や料理文化の認知向上に努めていく」とコメントしています。ペルー特有のレモンや胡椒は、特に同氏の料理にインスピレーションを与え、キヌア、スイートポテト、乾燥じゃがいも、パイチェ(アマゾンで獲れる大型の白身魚)、乾燥肉、乾燥魚なども同様に使われています。

 ペルーでは、アンデス山脈に沿った山岳地帯、海岸砂漠地帯、アマゾンを源流とする熱帯雨林といった変化に富んだ気候風土が育んだ豊かな食材と、移民が持ち込んだ多様な食文化が融合し、多彩で豊かな食文化をつくり上げてきました。インカ帝国時代より栽培されていたトマト、唐辛子、じゃがいも、トウモロコシ、キヌアなどの食材を使った伝統料理にスペイン料理、中国料理、日本料理の調理法を取り入れ、伝統を守りながらも新しいものを作り出し独自の発展を続けてきました。

 “フレンド・オブ・ペルー賞”は、ペルー産素材を推奨する政府の組織ペルー・ブランド(マルカ・ペルー)によって運営されており、2016年秋からに始まったこのプログラムは、ペルー産のプロダクトのプロモーションに貢献した外国人に与えられます。同賞は、昨年の発足以来、ペルー産カカオの認知に貢献したパティシエのジョルディ・ロカ氏、ペルー産アルパカの繊維を自身の服に使用し認知に貢献したスペイン人デザイナー、アドルフォ・ドミンゲス氏に授与されています。

<ペルー共和国について>
ペルー共和国はマチュピチュの歴史保護区、ナスカとフマナ平原の地上絵をはじめとする12の世界遺産を有する、豊かな自然と長い歴史で知られる国です。アンデス山脈が連なる高地、砂漠が広がる沿岸部、そしてアマゾン川流域のジャングル、ボリビアとの国境にはティティカカ湖と地域によって全く異なる風景に出合うことができます。また、代表的なインカ帝国などの文化と長い歴史を有しています。さらには博物館や美術館などの施設、様々なタイプの揃うホテル、郷土料理など多くの楽しみが揃っています。日本からペルーへは米国、カナダ、メキシコからの経由便にてアクセスできます。

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