フォルクローレの祭典「Fiesta de la Candelaria~カンデラリア祭」
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2017年01月19日公開

エリア:南米  > ペルー  > プーノ / ジャンル:イベント・フェスティバル , 観光情報・観光局・現地便り , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

 ペルーにおけるフォルクローレ(民族音楽・舞踊)の大規模な祭典、カンデラリア祭(正式名称:ヒルヘン・デ・ラ・カンデラリア・フェスティバル‐Virgen de la Candelaria Festival)が、1月29日から2月6日にかけて、南部ティティカカ湖畔の町・プーノで開催されます。

 当フェスティバルは50年以上の歴史があり、スペインの征服以前の時代の民族舞踊のコンテストや、インカ時代の伝統楽器が奏でる音楽、華やかなコスチュームを身に着けたクレオールダンサーがバンドとともに披露するダンスなど、ストリートパフォーマンスが賑わいを見せるほか、ハイライトとなるパレードは、たくさんのミュージシャン、ダンサーが道にあふれます。アルティプラーノと呼ばれるアンデス高原地帯の伝統的ダンスといわれている「ディアブラーダ Diablada」は、悪魔の踊りという意味で、カラフルな衣装と大きな仮面をつけて披露される迫力の踊りは必見です。

 年に一度行われるこのお祭は、16世紀にスペイン人がペルーに持参した『カンデラリアの聖母像』に由来し、規模と迫力がペルー随一と言われています。カトリック教徒である参加者たちは踊りと音楽をプーノの守護聖人である聖母像に捧げ、地元の伝統音楽、舞踊、衣装をこの大舞台で披露します。プーノおよびティティカカ湖周辺は、フォルクローレの宝庫と呼ばれ、300種類近くの伝統舞踊が存在します。毎年6万人を超すバンドやダンサーが集まり、期間中プーノ市内はお祭りムード一色となり、ペルーの民族音楽を体験する絶好のイベントです。

  地元先住民のアイマラ族やケチュア族の間では、古くから日常生活の根付いた伝統舞踊があり、スペイン文化の影響を受けながらもその文化を継承し続けています。カンデラリア祭は、ペルーの伝統文化(無形遺産)を継承するものとして、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

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