JTB「フードツーリズムマイスター養成講座」を開講
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2016年09月30日公開

エリア:アジア  > 日本 / ジャンル:企業動向・セミナー , 

国内最大手の旅行会社JTBは、日本野菜ソムリエ協会と連携し、地域の食と食文化をテーマに地域活性化を推進する「フードツーリズムマイスター養成講座」を2016年11月16日に開講する。

日本の食・食文化は世界から注目されており、訪日外国人が期待することの第1位は日本の食(76.2%)で、外国人が好きな料理の第1位も日本料理(66.3%)が挙げられている(出所:観光庁「平成26年訪日外国人消費動向調査2015年」/「日本貿易振興機構調査2014年3月」)。地域の食・食文化は、食を育む地域の気候、風土、歴史・文化、景観によって多様性に溢れており、地方への観光客増加の手段として、多くの地方自治体が様々な活動を展開している。こうした背景の中、地域の食・食文化をテーマとした地域づくりには、次のような課題があげられる。

①地域ならではの食・食文化の魅力を伝えるために、食を育む地域資源と共に一体的にストーリー性ある体験としてコーディネート、プロデュースできる人材の育成
②地域の魅力あるフードツーリズム体験プログラムの開発・運営による誘客促進
③食・食文化をテーマとした地域ブランド構築によるリピーター化促進と消費拡大

このような課題を解決し、食をテーマに地域と旅行者を繋ぎ、地域活性化を推進するのがフードツーリズムマイスター。食×観光分野の地域リーダーの育成と魅力ある地域づくりに貢献すると共に、レジャー・体験プログラムの販売サイトを運営するアソビュー社と連携し、全国地域のフードツーリズムマイスターが企画する魅力ある食・食文化体験プログラムを商品化していく。また地域の食・食文化を応援する業界団体・企業とも連携を図る。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、国は観光を成長戦略の柱と位置づけ、世界水準の日本版DMO(Destination Management/Marketing Organization)を全国に100 形成し、民間の力を最大限活用した「観光まちづくり」の実現を目指している。地域においては、地域固有の資源を活用し、体験型・交流型の要素を取り入れたテーマ性のある観光、例えばフードツーリズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、産業観光等を推進しており、各分野の専門性を持った人材育成と魅力ある体験型プログラムの企画・開発が求められている。JTBでは、ツーリズムの各分野で専門性を持った人材育成を支援していくため、まず第一弾としてフードツーリズムから着手する。

日本フードツーリズム協会
フードツーリズムマイスター養成講座の詳細
http://food-tourism.jp

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