米国テキサス州「サンアントニオのミッション」世界遺産登録1周年
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2016年08月 4日公開

エリア:アメリカ合衆国(本土)  > テキサス州  > サンアントニオ / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

米国テキサス州で初めてユネスコ世界遺産に登録された「サンアントニオのミッション」(2015年7月登録)が1周年を迎えた。世界的に有名になった「アラモの砦」を含む5つの伝道所と要塞の複合施設群は、1700年代初頭に先住アメリカ人をキリスト教に改宗させ、スペインがこの地を統治するために建設された。礼拝堂などの建造物が美しく良好な状態で残っているほか、聖堂の中には当時を再現したジオラマや数多くの遺品が保存されている。

また、サウステキサスを構成する先住民、スペイン人、メキシコ人など多くの影響からなる文化が混ざり合っており、他の地域にはない融合した文化を体感できるのも魅力。世界遺産登録1周年に伴い、良好な状態で残っている貴重な遺跡群を今後も保持するために、サンアントニオ市議会は100年振りに大規模な修復プロジェクトを実施することを決定した。

サンアントニオは、州都オースティンに次ぐテキサス第2の都市として、アラモ・シティの愛称で知られる。1836年メキシコ軍との戦いの舞台「アラモ砦」の戦いが、ジョン・ウェインが主演・監督・制作を兼任し、映画化されたことで世界に広く知られるようになり、テキサスを代表する観光地のひとつになった。さらに18世紀半ばのスペイン集落ラ・ヴィリータなど歴史的遺産が数多く点在している。サンアントニオ川の運河沿いに作られた遊歩道リバー・ウォークには、洒落たレストランやカフェが立ち並び、のんびりと川下りを楽しめる。

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