- 2016.12.06
ルネッサンスの誕生地、イタリアはフィレンツェ。ここを訪れたら、あくせく観光地巡りに駆け回るのではなく、トスカーナの空気に身を委ね、輝かしい歴史と文化を思い切り吸収するのが慣わし。ということは、長めの滞在は必須。そしてこの街のトップクラスのホテリエは、好奇心溢れるトラベラーをしっかり受け止めるべく、洗練された居心地良い空間を用意して待っています。ここでは、その中から、個性と品あるサービスを兼ね備えたおすすめホテル10軒をご紹介します。
観光客が多い街を訪れる時は、喧騒を忘れさせてくれるホテルがやっぱり嬉しいもの。洗練された都会感と、イタリアならではのモダンな高級感をバランスよく取り入れた「JKプレイス」は、時の流れを感じさせないインテリアが魅力。ハイテク製品と、ルイ15世様式の暖炉や、額に飾られた絵画やアンティークが無理なく共存しています。しかも、目の前にはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会と、立地も文句ナシ。
16世紀の建物を丁寧に修復し、ヴィンテージの掘り出し物やデザインオブジェをたくさん取り込んだ、奇天烈指数高めの「ソプラルノ・スイーツ」。美術館並みのコレクションが揃っていながら、旅人を迎える宿としての居心地も妥協なし。暖かい雰囲気が漂う共用キッチンや図書室で、世界から訪れるトラベラーたちと、フィレンツェの街情報はもちろん、館内で目にしたデザインやアートについて話し合ってみては。
中世の建物が残るこの街の中では、まだ比較的新しいと言える「リーヴァ・ロフト」。でも、スマートな雰囲気の漂うこのホテルは、19世紀の建築の良さを上手に引き出しています。歴史を感じさせる建築ディテールと、ガラスや金属といったクールで近代的なアクセント(と、アヴァンギャルドな照明器具)を共存させた空間は、ほかにない美しさ。己のルーツを忘れることなく、時代の流れを見事に表現した成功例です。
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