オーストリア中心部の都市ザルツブルクには毎年650万人以上の観光客が訪れ、1年を通して4,500以上のイベントが催されている。ザルツブルクはモーツァルトの生誕地として有名だが、今年はあの「ド・レ・ミ・・・」の映画制作50周年記念の年にあたり、ザルツブルクだけでなく、日本でも名作「サウンド・オブ・ミュージック」に沸き立つイベントが目白押しのようだ。

ザルツブルクで開催される関連イベント

ザルツブルク州立劇場　ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」
www.salzburger-landestheater.at/
今年で4年目の人気公演。ブロードウェイ若手舞台美術家が手掛けた舞台セットは実際のトラップ邸の写真を取り入れたオリジナル。ドイツ語上演（英語字幕）。カーテンコールでは観客も出演者と一緒に合唱。

ザルツブルク・マリオネット劇場
www.marionetten.at
ブロードウェイミュージカル版をベースに、わずか10名で100体のマリオネットを操作し、音楽に合わせてダンスをする約100分のショーは開幕以来大人気。チケット料金20～35ユーロ。(日本語字幕あり)

50周年ガラ・イヴニング
www.salzburg.info
映画の中でコンテスト会場になった岩で囲まれた劇場フェルゼンライトシューレが会場。ザルツブルク州立劇場でトラップ大佐を演じているウヴェ・クルーガーが進行役。開催：2015年10月17日 19時、チケット：40～60ユーロ

トラップファミリー旧家ガイドツアー
www.villa-trapp.com
トラップファミリーにとって特別な場所の旧トラップ邸は、現在「ヴィラトラップ」として一般に開放。宿泊も可能で、事前に予約をすれば正午から邸宅のガイドツアー（45分／15ユーロ）。

ゆかりの地を巡るツアー各種（日本語ガイド）
Melody Tours and Travel : www.melodytours.at
Panorama Tours : www.panoramatours.com

撮影された場所と歌った場所（一例）

・ノンベルク尼僧院：修道院長“マリア”
・ミラベル宮殿とミラベル庭園：マリアと子供たち“ドレミの歌”
・レジデンツ広場とバロックの噴水：尼僧院からトラップ家のヴィラに行く途中“自信をもって”
・フェルゼンライトシューレ：“さようなら。ごきげんよう”トラップ大佐“エーデルワイス”
・サンクト・ペーター墓地：ナチに追われ家族が墓石の裏に隠れたシーン
・レオポルズクローン：湖沿いにある宮殿がトラップ家の家とされていた所
・サウンド・オブ・ミュージック・パビリオン：映画制作用に作られたパビリオン“もうすぐ17歳”
・フローンブルク城：トラップ家の中庭と玄関として撮影

また、2つのオリジナル・サウンドトラック50周年記念盤CDがソニー・ミュージックより4月22日に発売された。50周年を記念したアップグレード盤と、2013年に全米ネットワークで放送されたTV版のサウンドトラック。さらに劇団四季が贈るミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」が四季劇場［秋］にて8月9日に開幕する。