カスカイス市との姉妹都市提携から24年!熱海市ジャカランダ遊歩道完成
期間:2014年6月6日のみ
[リスヴェル編集部]2014年06月 3日公開

エリア:アジア  > 日本  > 静岡 / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 観光情報・観光局・現地便り , 

およそ24年前の1990年7月2日、熱海市とポルトガル・カスカイス市との姉妹都市提携を記念し、熱海市に初めて植樹された世界三大花木の一つ「ジャカランダ(Jacaranda 紫雲木)」の樹。熱海を代表する「お宮緑地」にジャカランダの樹を増やし、日本では他にないジャカランダの森と公園や広場を作り、熱海を訪れる人々の憩いの空間のためのジャカランダ遊歩道整備事業がおよそ2年の歳月を経て2014年5月末に完成した。

ジャカランダの植栽本数は106本。その他の花木蔓、地被類 キバナアマ、プロテアなど79種が植えられた。この遊歩道は国内都市部ではジャカランダの最大集積地となり、毎年6月頃に青紫色の本当に美しい花を咲かせるので、「熱海梅園の梅」や「糸川遊歩道のあたみ桜」に続く、熱海の新たな花の名所となるであろう。

〈ジャカランダってどんな木?〉
世界三大花木とは、赤い花を咲かせる西アフリカ原産常緑高木「カエンボク(火焔木)」、マダガスカル島原産の落葉高木「ホウオウボク(鳳凰木)」、そしてジャカランダ(紫雲木)だ。ジャカランダは、中南米原産の低高木で約50種類くらいが知られており、ノウゼンカズラ科の落葉樹で、葉はシダに似た複葉、花は一般的に青紫色または青色の花をつける。ジャカランダの日本での認知度は、海外のリゾート地への渡航者の増加に伴って広がりつつある。

ジャカランダの美しさに魅了された編集者Mによると、これまで訪れた国の中で美しいジャカランダの集積地は、南アフリカの首都プレトリア、ハワイ州マウイ島のクラだそう。原産が中南米であるため、中南米の国のジャカランダやカスカイスのジャカランダを見てみたいものだ。

姉妹都市のカスカイス(Cascais)は、ポルトガルのリスボン県の都市。中世以降は、漁業、リスボンへの航路の港町として発展した。市内には国際的な美しいリゾート地であるエストリルがある。また、ユーラシア大陸最西端のロカ岬へのバスがここから発着している。

ジャカランダ遊歩道整備事業オープニングセレモニー
日 時: 2014年6月6日(金) 午前11時~正午
場 所: お宮緑地 サンビーチバス停付近
出席者: ㈱大塚商会 名誉会長 大塚 実氏(篤志家)
     駐日ポルトガル大使 ジョゼ・デ・フレイタス・フェラース氏
     熱海市長 齊藤 栄氏

熱海のジャカランダは、今年は6月中旬まで見頃なので、是非訪れて見てはいかがだろうか。

【お問い合わせ】

risvel facebook