愛犬を温かく迎えるオーストリアの老舗5つ星ホテル
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2016年03月 5日公開

エリア:ヨーロッパ  > オーストリア  > ウィーン / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , サービス・商品情報 , 

「愛犬を留守番させて旅行に行きたくない」と思っている愛犬家は多くいるだろう。犬も家族だから、できることなら世界中を愛犬と一緒に旅をしたいと思うのは自然だ。オーストリアには、愛犬と一緒に宿泊できるホテルを紹介するウェブサイト「Tierische Hotels」(http://www.tierischehotels.com/de/)があり、現在、オーストリア、ドイツ、スイス、イタリア、スロヴェニア、ハンガリーの6ヵ国約70軒の動物に優しいホテルが加盟している。

リーディングホテルズに加盟するオーストリアの家族経営の老舗5つ星ホテル「ホテル・ザッハー(Hotel Sacher)」では、犬連れのゲストも犬連れでないゲストも双方快適に過ごせるガイドラインを設け、安心して愛犬と一緒に宿泊するための案内書「ザッハー・ペットガイド(Sacher Pet Guide)」を用意している。犬の宿泊料金はホテル・ザッハー・ウィーンの場合、1泊37ユーロ(2016年3月現在)。

ザッハー・ペットガイドによると、ロビーを含め施設内ではリードを着用することが義務づけられているが、様々なサイズのリードや糞処理袋などの必要なものがすべてフロントで用意されている。朝食や夕食時に愛犬を部屋に留守番させたくない場合、ホテル・ザッハー・ウィーンでは犬も入れるレストランがある。部屋にはもちろん、犬用のタオル、食器、新鮮な水、ブランケット、ふかふかのクッションベッドが愛犬に適したサイズで用意されている。また、リクエストに応じて手作りの食事やペットシッターをアレンジすることも可能。さらに、愛犬と一緒にウィーン市内を楽しめる散歩コースを紹介した地図も用意されている。

ホテル・ザッハーの所有者エリザベス・ガートラー氏自身もテリアのエラちゃんを飼っており、友達のフォックス・テリアのアキと一緒に散歩をしたり、犬用おやつの試食をしたりしてホテルに滞在する犬のために美味しいおやつを考案するなど、宿泊者の愛犬に快適な環境を提供することに大きく影響しているという。

ペットにストレスなく、海外旅行ができるようになれば愛犬家にはこれほど嬉しいことはないだろう。

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