カンボジア、シアヌークビルの沖合に浮かぶアイランド・リゾート、ソンサー・プライベートアイランドは、この度、カンボジア南部、タイランド湾ロン群島地域の環境保全強化を目的とした、「ソンサー・ファンデーション」を正式に設立しました。

サンゴ礁、マングローブが生い茂る林、ウミガメ、ジンベイザメ、タツノオトシゴ等が生息する天然資源が豊かで美しいロン群島は、東南アジアで最も多様性に富みながらも、最も知られていない海洋環境といえるでしょう。

このファンデーションの設立者であり、ソンサー･プライベートアイランドのオーナー、ローリーとメリタ･ハンターは、７年以上前にソンサー･プライベートアイランドの周囲を、カンボジア初の海洋保護地域として定める活動から始め、さらに近隣の村全体で固形廃棄物の管理システムを実施するなど、様々な試みを実施してきました。

「ロン群島に初めてのリゾートを建設することになった時、私たちの行動が将来の環境に良い影響を与えることができるか…、また現地のコミュニティーに対して、雇用を始めとする新しい機会と未来も与えることができるのか…などの責任は大変大きいと感じました。この地域でのリゾート開発の先駆者として、リゾート開発、環境保全、コミュニティー活動は決して矛盾するコンセプトではないということを証明し、後発の開発企業にとっても良い参考となる存在になりたいと考えました。」とローリーはコメントしています。

ファンデーションは９月に、群島最大となる医療支援活動をコーディネートしました。アメリカを拠点とする団体「インターナショナル･メディカル･リリーフ」の協力のもと、５日間で１０００人が治療を受けることができ、これは実に群島全人口の５０％以上を占める人数です。

現在、ファンデーションでは船を改修し、移動可能なサステナビリティ学習センターを準備中です。「ボート･オブ･ホープ（希望の船）」と名付けられたこのプロジェクトは、２０１４年後半にその学習航海をスタートさせる予定です。


ソンサー・ファンデーションの詳細は、www.songsaafoundation.org よりご覧いただけます。