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  • 2017年8月14日更新
リスヴェル編集部トピックス
Editor:リスヴェル編集部

教わって見つけて食べる、あっという間の3時間 「行ってきました。エドモントン・フードツアー②」

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「エドモントン・フードツアー」の後半は、マーケットやショップ散策。地元の生産者さんやお店の方を訪ね、食にまつわるお話を聞きながら試食させていただきました。

100年以上人々を魅了しているエドモントンニアンの台所

104番街で毎週土曜日に開かれているエドモントンのシティーマーケット「104 St market」は、なんと1世紀以上も続く歴史ある市場。エドモントンの人々にとって、なくてはならない存在になっています。夏季(2017年は5月20日〜10月7日まで)は屋外で、寒い時季はシティホールへ移動して開催されます。
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大勢の人で賑わう通りでは、地元の農家や生産者さん、クラフト系の職人さん達が、自慢の農産物や作品を販売しています。良質な食材はリピーターを生み、オリジナリティあふれるグッズには確実にファンがついていました。

104番街には歴史的な建築物も多く、この場所を面白いと感じた人々が次々にユニークなショップをオープンさせています。マーケット巡りの前に、いくつかのショップを案内してくれました。
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「Jacek Chocolates」(https://jacekchocolate.com/)はエドモントンのみならず、カナダで話題のチョコレートショップ。「Bean to Bar」をコンセプトとし、ショコラティエがカカオの買い付けから焙煎、製造までを行っています。そんなこだわり抜いた作品の数々は見た目もスタイリッシュで、まるでジュエリーのようでした。
2017年夏限定の商品「Maple Birthday cake」は、カナダ建国150周年をお祝いして作られたもの。口にすると、一瞬にして優しいミルクチョコレートとまろやかなメープルが溶け合います。まさにお祝いをしたくなるような、ハッピーな気分になりました。

ストーリーを知ることで人、モノ、土地に愛着がわいてくる
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マーケットでは、目にも鮮やかな旬の野菜やフルーツ、サクッと食べられるストリートフード、グロッサリーなど、様々なものが売られていました。例えば手作りジャムとソースのお店「Fruits of Sherbrooke」(http://www.fruitsofsherbrooke.ca/)で使われている果物は、個人の農家さんが収穫しきれなかったものをボランティアが“救助”したのだそうです。
他にも、“家庭のキッチンで焼いていたクッキーがたちまち話題になり、オスカーのパーティで配られるまでになった”とか、“カラフルでユニークなフレーバーの餃子が、実は地元のオーガニック食材だけを使ったもの”とか、一つ一つのお店には知られざるオリジナルのストーリーが詰まっていました。
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マーケットには食べ物だけでなく、アーティスト達も集っています。「エドモントンは住みやすいし、すごく好きよ」と、画家のGiselle Denis(http://www.giselledenis.com/)さん。素敵な笑顔と美しい絵が、マーケットをさらに明るく照らしていました。

そんなこんなで散策の3時間はあっという間に終了!今回紹介できなかったお店やお話も、まだまだたくさんあります。

エドモントンのフード事情について、私はこの地を訪れるまで全く知識がありませんでした。恐らくこのツアーに参加しなかったら、今でもこんな深くは知り得なかっただろうと思います。いろいろな背景を知ったことで、単に食だけでなく歴史や文化までも理解できた今回の体験。率直な感想ですが、とても楽しかったです。

カルガリーやキャンモアでも開催されているので、次は他の都市でも参加してみたいと思っています。

text & photo by 河辺さや香

取材協力:
カナダ観光局 http://jp-keepexploring.canada.travel
カナダシアター https://www.canada.jp
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