台北桃園空港には、チャイナ エアラインの3つのラウンジがあります。
日本発着路線は第2ターミナルですが、今回はアムステルダム便の出発する第1ターミナルビルのラウンジを利用しました。
西側A6ゲートに近い4階に位置しており、奥に他社のラウンジが並ぶエリアです。出発階の3階から上がるとすぐ天然木の壁に、中華航空 CHINA AIRLINESと刻印されているのが見えます。
エントランスを一歩入ると照明を落とした静かな空間が広がっています。
受付は重厚感のある落ち着いた雰囲気で、大きな松の木と鶴の像が目に入り、さながら縁起物で旅立ちを祝福してくれているようです。
メインフロアへは、新聞・雑誌が並ぶ長い廊下を越えていきます。日系の新聞は、朝日・読売・産経の3紙の用意がありました。
途中には化粧室、シャワーブース、仮眠室、授乳室、パソコンの置かれたビジネスコーナーやロッカーなどもあります。
ラウンジ内は、ダークブラウンを基調とした、洗練されたシックで高級感のあるインテリア。スポットライト、ダウンライトを上手く使ったゆったりと落ち着ける雰囲気になっています。
左右2本の通路が奥に続いており、中央部にはライブキッチンとダイニングエリアが広がっています。
壁側の静かなエリアにはゆったりと座れるソファ席が多数あります。
両手を大きく広げた大柄の男性が二人並んでも余裕の広さと言えばわかるでしょうか。
そのまま寝てしまいそうな快適性を持つ場所です。
ソファ横の飾り棚には書物や美術品がディスプレイされ、温かみのあるタングステンランプの灯りも手伝って落ち着いた書斎の雰囲気を醸し出しており、非常に寛いで過ごすことができます。
ソファ脇のテーブルには、個々に電源もあり、スマートフォンの充電には困りません。もちろんWi-Fiも完備されていますので、出発前の一仕事はビジネスコーナーでなくても、快適にこなせます。
一番手前はスイーツとカフェのコーナー。
お酒はジン、ウォッカ、ウイスキー、赤・白ワインなどが用意されています。
コーヒーマシンや紅茶に加え、台湾らしくタピオカミルクティーも。
紅茶とミルクとタピオカがそれぞれ用意されていますので、自分の好みで作れます。
その先にはソフトドリンク・ビール・スープなどが並びます。
チャイナ エアラインで日本のビールと言えばサッポロ。めずらしいところではヤクルトが置いてありました。
ホットミールは、NOVOTELのプロデュースで、洋食、中華、ベジタリアン料理などの本格的なメニューが並びます。
ライブキッチンでは、揚げたての天ぷらも。
そしてやはり人気はヌードルバー。4種類からチョイスし、その場で調理してもらえます。
他にも点心のコーナーや、サラダバーやフレッシュフルーツ、チーズなども。
出発前のリフレッシュには、シャワーブースや完全個室の仮眠室も用意されています。
乗り継ぎで来る日本からの旅客にとって、深夜便の前にシャワーを浴び、歯を磨いておけるのは気分一新、非常に気持ちのいいものです。
チャイナ エアラインでは、長江下流の江南地区の庭園を散策するような自然を表現した寛ぎの場所と説明しています。長江沿いに建つ高級ホテルの静寂に包まれた庭園を深夜歩いている雰囲気という感じなのでしょうか。
さすがは、台湾のフラッグキャリアのチャイナ エアライン。
非常にレベルの高いゆっくり寛いでいたくなる素晴らしいラウンジでした。
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